10月11日、半蔵門にてHJS主催の麻酔セミナーに参加しました。麻酔・疼痛管理の概念から始まり、モニタリンのポイント、常に様々な状況を想定した準備をすることの必要性、血圧測定の重要性と手技、硬膜外麻酔について学ぶことができました。 残念ながら、人医療も含めて100%安全な麻酔は存在しません。
どんなに術前検査を徹底しても、術中のモニタリングを慎重に行っても、生体は想定外の反応を示すことがありますが、想定外を想定内にする準備と、即対応できるよう技術と知識を向上させることは可能であり、100%安全な麻酔に近づける努力は常に継続していかなければならないと考えています。 当院では、避妊去勢手術においても麻薬性鎮痛薬を含めて積極的に疼痛管理を実施していますが、鎮痛薬を適切に使用することで麻酔薬の使用量を減らすことが可能となっています。
今後も、安全安心な麻酔管理を目指して、知識のアップデートと技術の向上を心がけていきたいと考えています。