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セミナーに参加しました

  • 獣医師 川口
  • 2016年11月3日
  • 読了時間: 2分

品川にて開催された学術セミナーに参加しました。テーマは「犬と猫の外傷性脱臼」です。

 「脱臼」と聞くと、多くの方は「はめて戻せば、すぐ治るもの」というイメージをお持ちだと思います。しかし、犬と猫の脱臼は、なかなかそうはいきません。これには理由があります。

 犬・猫の脱臼の多くが、「はずれる前から、もともと関節自体がおかしい」ことが原因だからです。生まれつきの関節や靭帯の異常、次第に関節が変形する病気などが先に存在し、そこに外傷が加わって脱臼をおこします。ですので、ただ元の位置にもどし、ギブスや包帯で固定しても関節や靭帯がおかしいままですから、また外れてしまうことが多いのです。

 では、手術なら必ず治せるのでしょうか?

 実は、これも一筋縄ではいきません。せっかく手術を実施しても、再脱臼をおこすことがあります。犬・猫が手術後安静にしてくれない、手術時すでに関節の変形が重度である…など、要因は様々ですが、やはり「これならば確実に治せる!」という手術方法はありません。それゆえ、現在小動物医療の現場では、関節脱臼への治療法として、幾通りもの方法が提案されており、混乱の様相を呈しています。

 今回のセミナーでは、小動物臨床における整形外科のスペシャリストである、麻布大学の藤田先生・日本大学の枝村先生・DVMsAMCの小林先生森先生・マーレ動物クリニックの種子島先生・D&C Phisical Terapyの長坂先生が集まり、肩・肘・股・手根足根の脱臼に関して、現在提唱されている治療法の是非など詳細にご講演いただきました。明日以降の診療に役立てていきたいと思います。

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