診療終了後に東京で循環器セミナーに参加しました。心臓エコー検査5回シリーズの2回目で、テーマは「猫の心筋症」です。 心筋症は何らかの原因で心臓の筋肉が動きにくくなる疾患です。初期には無症状ですが、進行に伴い咳や運動時の易疲労性、さらには呼吸困難等を引き起こします(心不全症状)。 診断は聴診・X線検査・心電図検査・エコー(超音波)検査等を組み合わせて実施しますが、最も情報量が多く重要な検査がエコー検査です。 今回のセミナーでは心筋症の診断と病態把握のために有用な検査項目についてじっくり学ぶことが出来ました。また、数年前まで標準的であった治療法が現在では否定されているものもありました。
日進月歩の獣医療ですから、常にアップデートが必要です。セミナーで学んだことを日々の診療に役立てていきたいと思います。