大宮で開催された、日本小動物医療センター主催の学術交流会に参加しました。テーマは、「肝酵素値があがっている動物にどう対応する?」です。
「肝臓が悪い」といっても様々な病態が存在しますが、特に「元気で食欲もあるが、血液検査で肝酵素値のみに異常がある」というケースによく遭遇します。このような場合、本当に肝臓が悪いのか(他の病気が隠れていないのか)、生まれつき肝臓になにか障害があるのではないか、といったことも含めて、様々な検査を実施する必要があります。
今回の学術交流会では、肝臓の疾患が疑われる際の評価方法・治療法について、消化器内科・画像診断・臨床病理・麻酔・外科・腫瘍内科の分野におけるスペシャリストの先生方よりご講演いただき、詳細に学ばせていただくことができました。明日からの診療に役立てたいと思います。